鉄塊衆名簿

※活動休止中です。
※5名在籍中

馬場古戸暢

 【自選五句】
別れ際の笑い絶えない
春風におばあちゃんの揺れている
鼻をかむ鼻からご飯粒
すだれの向こうの夜の音だ
ちらほら雪降る手をつなぐ


畠働猫(無所属)
1975年4月生、北海道在住

【自選五句】
そのすらりとした足の間から二人も産まれた
何を食べても君はいない
父という自死の先達がある強み
ひとりで生きてるわけじゃなかった窓の月
君に降った雨が来た



武里圭一(『新墾』所属) 
1993年8月生、大阪在住

 【自選五句】
友の顔や賀状早めに買っておく
凶悪な憂鬱でバットだけは吸うていた
もうここでいい縁石に座る
労働の寂しさで段々重くなる空だ
人荒ませる白昼の閑寂


小澤温(無所属)


【自選五句】
弾痕の静けさ
冬陽出て影のうつむく
アナルぶっさされておく
我が罪連れて月沈む
菊、仏のにほひ



小笠原玉虫(『海紅』所属)※休会中
1973年5月生、千葉在住

【自選五句】
えのころ草ふとほぐす雲暗くなる
月ばかり明るい小銭しかない夜道だ
犬の背に鼻埋める失敗した夜
胸の中にクサリヘビを飼う
頭から毛布かぶる点滴の痕疼く


風呂山洋三(『海紅』所属)※休会中
1971年2月生、宮城在住

 【自選五句】
俺似の目と向き合う秋の湯船
座布団の数だけ思い出話の鍋つつく
芒の一本挿し今夜の肴とする
席を立つ私のぬくもり残してゆきます
青空の下うつむく俺でいる

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